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藤崎慎吾 京都 事故

京都市東山区の祇園で2012年4月12日に軽ワゴン車が暴走した事故は、

運転していた藤崎晋吾容疑者(30)を含む8人が死亡する惨事となった。

藤崎容疑者は同市内の藍染め製品販売会社に勤めており、

取引先に製品を配達している途中だったという。





藤崎容疑者はてんかんの症状で通院していたことが家族の証言でわかっているが、

京都府警は事故の重大さから、自動車運転過失致死傷ではなく殺人容疑で、

4月13日16時ころから藤崎容疑者の自宅や勤務先を家宅捜索している。


目撃者の中に、

「両手で力強くハンドルを握っていて、(タクシーと)ぶつかった時に

目が血走っているというか…タクシーの運転手がすぐ出てきて『待てコラー』と

怒った瞬間、すごい勢いでちょっとした隙間を思い切りまっすぐ逃げた」

「運転を見ている限り、発作が起きて意識がなくなってとか体が硬直して

というような動きとは100%違いましたね。障害物もきっちりかわしていたので」と、

証言する人もいた。


今回の事故に対し、社団法人日本てんかん協会(鶴井啓司会長)は13日、

死亡した藤崎晋吾容疑者(30)が免許更新時にてんかん治療を受けていることを

申告していなかったとされることについて、

「きわめて遺憾と言わざるを得ない。痛ましい事故が繰り返されないためにも、

無申告での運転免許取得は絶対にしないよう強く訴える」とする声明を発表した。

さらに「今回の事故により、法律を守り生活をしている多くのてんかんのある人に

対する社会の偏見が助長されることのないことを、心から願っている。

今後も法制度の周知と患者・家族、社会に対する啓発活動に一層努めていく」とした。


いずれにしても今回の事故は、てんかんの発作なのか、意図的なものなのか、

真相は解明されていない。
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